鮫島コラム

インドネシアの魅力と可能性

インドネシアは人口2.7億人を抱え、年率平均5%以上の経済成長を続けている東南アジアの国です。すでに中所得国への仲間入りを果たし、市場としても大きな魅力を持っています。

そのインドネシアが進出先としてどのような状況であるかPEST分析をしてみました。

PEST分析は、経営戦略を立案する際に企業の外部環境分析をするためのフレームワークのひとつで、Politics:政治、Economy:経済、Social:社会、Technology:技術の四つの切り口から、マーケティングの方向性の明確化や市場の予測に役立てる手法です。

インドネシアは2040年頃まで人口ボーナス期(労働力人口が増加し経済成長率が高まる時期)が続くと言われています。今後のさらなる経済発展に期待が持てる潜在力の大きな市場のひとつでしょう。

1972年から74年まで父の仕事の関係で首都ジャカルタに住んでいたことや、会社員時代もインドネシアの関連会社の経営を担当していたこともあって、私はインドネシアに特別な思いとネットワークを持っています。

5m先の車が見えなくなるほどの熱帯特有の激しいスコールや、離島で仰ぎ見た満天の星とそこに流れる天の川(文字通りミルキーウェイ)の息をのむような美しさは今でも目に焼き付いています。また、子どもの頃は環境になじむのが早く、インドネシア語を駆使して乗り合いのオート三輪(ベモ)の運転手さんと運賃交渉を展開していたものですが、残念ながら今はほとんど言葉は忘れてしまいました。

ただ、現在取組んでいる案件でもインドネシアをターゲットにしており、これからもこの国とのご縁は続いていきそう、いえ是非続けていきたいと思っています。