青色申告と消費税納税が終わりました。
初めての青色申告を2月3日に、消費税納税は2月15日に完了させました。
青色申告は3月15日が期限。消費税は3月31日が期限ですので、いずれも締切りより大分早く済ませることができました。
昨年までは会社員で所得税も住民税も源泉徴収されるので、納税作業には無縁。消費税も会社マターでした。
今年は開業届けを出した個人事業主として、わずかではありますが売上があり、経費も発生した訳ですので、当然所得税の確定申告をしなければなりません。また、適格請求書発行事業者の登録もしましたので、消費税も納税の必要があります。
20年数年前、住宅ローンを組んだときに減税措置を受けるために申請書を作成して、税務署に提出したことがあります。説明書をいくら読み込んでもなかなか理解できず、何とか仕上げて税務署に臨みましたが、大幅に手直しされてがっくりしたことがあります。それ以来、税務に対しては「難しいこと」というイメージを持っていました。
ですので、青色申告と消費税納税は相当厄介だろうと想像していました。それで早めに準備を進めることにしたのです。
会計ソフトは「ジョブカンDesktop青色申告23(デスクトップ版)」を選びました。杉並区青色申告会が開催した無料の記帳指導(全3回)で講師の先生が使いやすいからと勧めて下さったのが理由です。最初はFreeeやMoney Forwardなどのクラウドシステムを利用しようと思っていたのですが、講習で使われたのがジョブカンだったので、シンプルに決めました。

経費は発生した都度勘定科目ごとに仕訳してエクセルに入力はしており、領収書との紐付けもしていたので、正月明けから開始した会計ソフトへの入力は悩まずに済みました。簿記(といっても3級ですが)の勉強もしたことがあったので、これも役に立ったと思います。反対に簿記の基礎知識がないと、結構大変だったかもしれません。
すきま時間を見つけては会計ソフトへの入力を行い続け、約1ヶ月で青色申告に必要な貸借対照表と損益計算書の作成が完了しました。若干帳尻が合わないこともありましたが、入力ミスなど原因がすぐにわかり修正できました。最後に自分のB/SとP/Lが画面に現れたときは感激しました。うーん、会計ソフト素晴らしい!もし手作業でやっていたらきっとギブアップして、税理士さんに業務を依頼していたことでしょう。
そして決算書類データをe-Taxで送付しておしまい。あっさりと青色申告は終了しました。かなり苦労すると思っていましたが、予想を裏切って意外に簡単でした。
勢いを買って、消費税納税データ作成にも取り組み、これも難なくクリア。やはりe-Taxで申告しました。
今回の納税申告で学んだのは、毎日こまめに会計ソフトにデータを入力(記帳)していれば、青色申告も消費税も決して怖くないということです。もっともこれは中小企業診断士という仕事だからかもしれません。日々大量の仕入と売上が立つ小売業などは仕訳も入力も非常に大変なことが想像できます。ともあれ、最近エクセルは使わず、直接会計ソフトに入力しています。
ちなみに、昨年は1月から3月までは給与所得があり、会社の早期退職加算金も支給されたので、私はそれらに関する所得税をかなり多く納めていたことになります。従って、還付金をいただけるはずなのですが、今日現在まだ振り込まれていません。一方、消費税は3日後くらいに銀行口座からあっさり引き落とされました。うーん、税金が戻ってくるのは遅いけど、とられるのは早い早い。(苦笑)